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ラット顎顔面頭蓋の大きさと形の成長変化における有限要素法を応用した遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771961
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

柳田 憲一  九州大学, 歯学部, 助手 (40260723)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードマウス顎顔面頭蓋 / 遺伝学的研究 / 有限要素法 / 頭部X線規格写真 / 受精卵移植
研究概要

口蓋裂発症マウスであるCL/Frマウスの受精卵を、CL/FrとC57BLの2系統の母親マウスに受精卵移植し、その後口蓋裂を発症して生まれた仔マウスの出生直後の側方頭部X線規格写真を撮影した。受精卵移植によりこの2系統の母親マウスから生まれた口蓋裂を発症したCL/Fr仔マウスの顎顔面頭蓋の大きさと形の類似性を、有限要素法を応用して分析することにより、母親マウスの系統の違いによる出生前母体効果の影響の大きさを検索した即ち、発症したCL/Frマウスの、下顎骨を除いた顎顔面頭蓋を側方頭部X線規格写真により顔面部と脳頭蓋部の2つのパートに分け、顔面部4要素、脳頭蓋部6要素について有限要素方を応用して、CL/FrとC57BLの2系統の母親マウスから生まれた仔マウスの非類似度を求めた。得られた非類似度は、大きさについては顔面部では0.071、脳頭蓋部では0.049であった。また形については、顔面部では0.146、脳頭蓋部では0.038であった。大きさと形のいずれにおいても顔面部の方が脳頭蓋部より非類似度が大きく、顔面部の方が出生直後においては出生生前母体効果の影響をより大きく受けている可能性が示唆された。今後Litter Sizeや母親マウスの体重などを考慮にいれた詳細な分析を行う予定である。また口蓋裂の発症が顔面部に見られることより、口蓋裂発症の重症度が母親マウスにより左右される可能性もあり、今後さらなる解析が必要である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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