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幼児の摂食行動と顎発育ならびに咬合の発達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771969
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

吉田 礼子  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (60244258)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード食習癖 / 顎発育 / 咀嚼機能
研究概要

最近のわが国では食物を咬まない子,噛みごたえのある食物を嫌う子などの増加が指摘され,若年者による咀嚼器官の発達の遅れを示唆している.このような食物摂取に関わる習癖は食習癖とよび,咀嚼器官の発達に悪影響を及ぼしていると考えられる.食習癖は,成長期の環境要因を背景に,哺乳から離乳へと摂食形態が変化する過程で,定着していく可能性が大きい.さらに食習癖が定着すれば,顎発育上で問題となる影響を及ぼすことが考えられる.しかし,食習癖が顎発育に及ぼす影響についてはまだ検討されていない.本研究では,食習癖の実態を明らかにし,顎発育を分析することによって,食習癖が顎発育に及ぼす影響について検討した.
対象と方法:3歳から5歳までの幼児を対象として、食習癖の調査として,食習癖に関する項目と,その背景因子に関する項目から構成されるアンケートを行った.顎顔面形態の計測として,頭部X線規格写真,咬合模型について分析した.
結果:食習癖として,食事が速いあるいは遅い,食中の水物が多い,軟らかいものを好む,偏咀嚼などが多く見られた.顎顔面形態の計測結果と分析すると,食事が速いあるいは遅く,食中の水物が多いものは,下顎骨の垂直的な発育に,偏咀嚼は下顎の対称性に関連があった.
まとめ:本研究から,食習癖が,下顎骨の発育に影響を及ぼすことが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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