• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

温泉特有種の藍藻に含有される生物活性物質の探索

研究課題

研究課題/領域番号 08772029
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

永津 明人  名古屋市立大学, 薬学部, 助手 (70244572)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードcyanobacteria / red algae / Cyanidium cardarium / 温泉特有種
研究概要

温泉特有種微細藻で強酸性下に生息するCyanidium cardariumを群馬県草津温泉湯畑及び西の河原で採集した。その懸濁液を寒天培地上に培養後,コロニーを採取,それを液体培地で培養後もう一度同様の操作を繰り返して,単藻化したCyanidium cardariumを得ることに成功した。
単藻化した藻体を,光照射下に通気しながら培養すると成長が早いことが確認できたことから,温泉の環境に近づけるため約40℃に温度を保ちながらpH3という環境下,これまで一般の藍藻類を培養してきた場合と同様に5L三角フラスコ中で6週間の大量培養(全部で72Lの培養液)を行い,約20gの凍結乾燥藻体を得ることができた。さらに能率よく藻体を得るため,培養容器を20Lのタンクに変更し,5L三角フラスコに用いた場合と同量の前培養藻体で160Lの培地を用いて8週間培養することにより,約50gの凍結乾燥藻体を得ることができた。これを3回繰り返し現在約170gの凍結乾燥藻体を得,これらを用いて成分の検索を始めた。なおCyanidium属は以前藍藻に分類されていたが,現在は紅藻類に分類されている。
温泉特有種に数えられる藍藻の一つとして,Mastigocladus属がある。これを和歌山県湯の峰温泉で採取し,単藻化の操作を行った。しかしながらこの藻体は液体培地では発育しなかったため,大量培養する場合の培養方法を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi