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新規エンドセリンBタイプレセプターアンタゴニストの合成及びその構造活性相関研究

研究課題

研究課題/領域番号 08772043
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関京都薬科大学

研究代表者

藤原 洋一  京都薬科大学, 薬学部, 助手 (60199396)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードRES-701-1 / エンドセリン受容体 / Fmoc型固相ペプチド合成 / 構造活性相関 / アンタゴニスト
研究概要

本年度の研究の実施結果について以下に述べる.
1.RES-701-1の化学合成に関しては,まずRing segmentとTail segmentの合成をそれぞれFmoc型固相法にて行った.続いて,両segmentの縮合を行い,最終脱保護後,HPLCにて精製し目的物を得た.しかし,予想された様にすでに他の研究者により報告されている結果と同様,得られた目的物はHPLC上での分析結果から天然品のRES-701-1とは異なる保持時間を示したため目的物ではないものと判断できた.
2.次に,申請者は最小保護でRES-701-1前駆体を合成した後,分子内環化反応を行い,活性のある"投げ縄"構造をとるRES-701-1を得ようと試みた.この戦略に従って,直鎖のRES-701-1の前駆体を合成し,その後,効率よく分子内環化反応を行うことができたが,いずれのカップリング試薬の場合においても最終精製品はHPLC上,天然品のRES-701-1とは異なる保持時間を示すという結果に留まった.今回はET_Bレセプターに対しての選択性のなりペプチドしか得ることができなかったが,さらに環化する際の溶媒の選択,あるいは環化する部位の特定について検討を加えていけば,目的のRES-701-1を合成することが可能となるかも知れない.
また,今回の研究では生物活性の検定についての考察あるいはRES-701-1の構造活性相関研究を行うまでには至らなかった."投げ縄"構造をとる特殊なペプチドであるRES-701-1を得るための予備試験的な研究を行うことはできたので,今後はさらにこの基礎データを基にしてET_Bレセプター選択的なペプチドの合成並びに構造活性相関について考察・検討していく予定である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoichi FUJIWARA: "Synthesis of Human C-Type Natriuretic Peptide 22 Using Chlorotrityl Resin and Tetrafluoroboric Acid Deprotection" Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 44・7. 1326-1331 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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