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ゼブラフィッシュ嗅覚器をモデルとしたアミノ酸受容機構および嗅覚情報処理機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08772075
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

庄司 隆行  北海道大学, 薬学部, 教務職員 (00241349)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード魚類 / 嗅覚 / アミノ酸
研究概要

【1】ゼブラフィッシュ嗅覚器の各種アミノ酸に対する応答性
一般に、魚類の嗅覚器はほとんどのアミノ酸に対してきわめて高い感受性を持っている。近年、ゼブラフィッシュは特に分子遺伝学の分野で数多くの実験に用いられ、様々な情報が蓄積されつつある。しかし、多くのアミノ酸を受容するということ以外、ゼブラフィッシュ嗅覚器のアミノ酸応答の種々の性質については全く調べられていなかった。そこで本研究では、ゼブラフィッシュ嗅覚器アミノ酸応答(electro-olfactogram)の塩依存性について調べ、中枢で報告されているグルタミン酸受容体の性質と比較した。その結果、受容膜上から塩を除いた状態でも各種アミノ酸応答が発現した。このことは、ゼブラフィッシュ嗅覚器に存在するアミノ酸受容体は、チャネルタイプの受容体ではなく、メタボトロピック受容体である可能性を示唆した。
【2】ホールセルクランプ法によるアミノ酸応答の電気生理学的測定
ゼブラフィッシュ嗅上皮から嗅細胞を遊離させ、ホールセルクランプ法を適用して単一の嗅細胞のアミノ酸応答を測定することが可能である。そこで、ホールセルクランプ下で種々のアミノ酸刺激を行い、応答発現に関与しているチャネル、セカンドメッセンジャーの特定を試みた。しかし本年度中には、アミノ酸刺激に対応した細胞応答を観測することはできなかった。これは、細胞を遊離する際の条件がマイルドすぎ、活性の高い遊離細胞を数多く得ることができなかったためであると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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