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ヒト増殖細胞核抗原(PCNA)変換体を用いるDNA修復機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08772077
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

森岡 弘志  北海道大学, 薬学部, 助手 (20230097)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード増殖細胞核抗原 / PCNA / DNA修復 / 無細胞ヌクレオチド修復系
研究概要

本研究の代表者は,PCNAが関与するDNA修復の分子機構の解明を目的として,無細胞ヌクレオチド除去修復系によるin vitroでのDNA損傷修復反応を各種ヒトPCNA変換体を用いて行うことにより,(1)PCNAがDNA損傷の除去修復因子と相互作用する部位の解析,ならびに(2)PCNAと相互作用するDNA修復因子を探索するための実験系の構築を試みた.以下に,今年度得られた新たな知見等の成果を示す.
1.Richard D.Woodらにより報告されている方法に従って,HeLa3S細胞の核抽出液をphosphocelluloseカラムクロマトグラフィー,続いてDEAE-Biogelカラムクロマトグラフィーにより分画し,細胞由来のPCNAおよび1本鎖DNA結合蛋白質(HSSB)を含まないフラクション(CFII)とHSSBのみを含むフラクション(CFIA)を調製した.
2.紫外線照射により損傷を受けたプラスミドDNAを鋳型として,上記CFIIおよびCFIAフラクションに,既に大腸菌のシステムにより発現,精製された組換え型PCNAを加えて,in vitroでのDNA損傷の修復反応を行った.
3.シクロブタン型チミンダイマーあるいは(6-4)光産物を含む合成オリゴヌクレオチドと適当な配列および鎖長のオリゴヌクレオチドをT4DNAリガーゼを用いて結合させ,紫外線損傷塩基をその中央部に1ケ所だけ有する67b.p.の2本鎖DNAフラグメントを作製した.
現在,2.の実験において,損傷DNA修復活性の向上を目指して,条件検討を繰り返し行っている.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Todo, T.: "Flavin adenine dinucleotide as a choromophore of the Xenopus (6-4) photolyase." Nucleic Acids Res.25・4. 764-768 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Morioka, H.: "Structure and function of proliferating cell nuclear antigen (PCNA)." Seikagaku. 68・9. 1542-1548 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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