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ラット好中球走化性因子(CINC)レセプターのクローニングとその特異性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08772084
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

柴田 太  富山医科薬科大学, 薬学部, 助手 (90231357)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード炎症 / クローニング / 好中球 / CINC / 走化性因子 / MIP-2 / 7回膜貫通型セレプター / ラット
研究概要

ラット好中球走化性因子であるCytokine-induced neutrophil chemoattractant(CINC)には、CINC-1、CINC-2a、CINC-2β、CINC-3/MIP-2の4種類が存在する。本研究では、CINCレセプター遺伝子のクローニングを行うとともに、まだ構造の明らかとなっていないリガンド、CINC-2遺伝子のクローニングも行った。
1.ヒトIL-8レセプタータイプA及びタイプBcDNAの塩基配列を基にプライマーを合成し、ラット肝臓ゲノムライブラリーをスクリーニングしたところ、1種類のポジティブクローンを得た。この遺伝子には7回膜貫通型レセプターと考えられる359個のアミノ酸からなるタンパクをコードする1つのエクソンが存在した。コードされるタンパクは、ヒトIL-8レセプタータイプAとタイプBに対してアミノ酸レベルでそれぞれ66%と71%の相同性を示した。
2.得られた遺伝子をプローブとして、ササン、及びノーザンブロット解析を行ったところ、好中球での発現が確認され、また、この遺伝子に相同性の高い別の遺伝子の存在も示唆された。これは、CINCレセプターは2種類存在するという我々の以前の報告とも一致し、来年度クローニングを行う予定である。
3.CINC-2βcDNAをプローブとしてラット肝臓ゲノムライブラリーをスクリーニングしたところ、全長14kbにわたるCINC-2遺伝子が得られた。この遺伝子は6つのエクソンより、1-4番目のエクソンがCINC-2aをコードし、1-3と5、6番目のエクソンがCINC-2βをコードしていた。すなわち、エクソン1-3は共通で、それ以降のエクソンのalternative splicingにより、CINC-2a、及びβが産生されると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Futoshi Shibata: "Differential changes in the concentrations of cytokine-induced neutrophil chemoattractant (CINC)-1 and CINC-2 in exudate during rat lipopolysaccharide-induced inflammation" CYTOKINE. 8(3). 222-226 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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