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ヒトジアシルグリセロールキナーゼα及びγ遺伝子の転写調節機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08772100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

今井 伸一  札幌医科大学, 医学部, 助手 (20213209)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードジアシルグリセロール / ホスファチジン酸 / 分化 / ジアシルグリセロールキナーゼ
研究概要

ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)は動物リン脂質合成系の代謝中間体であるジアシルグリセロールキナーゼをリン酸化してホルファチジン酸に変換する酵素である。DGKは哺乳動物においてそれぞれ全く異なった細胞、組織分布をしている8種類のアイソザイムがクローニングされている。このうち、当研究室でクローニングした3つのアイソザイム(α,γ,δ)についてHL-60の分化に伴う変化を検討した。HL-60をTPA刺激によりマクロファージに分化させると、刺激1日後からDGK活性が増加した。また、DMSO刺激による顆粒球への分化の際にも刺激2日後からDGK活性が増加した。さらにこれらの活性の増加は膜画分での活性の増大に由来するものであった。つぎにウェスタンブロッティングにより各アイソザイムの量の変化を調べたところ、TPA及びDMSOのどちらで刺激した場合でもDGKαは膜画分及び可溶性画分の両方で増加していた。また、DGKδは膜画分で顕著に増加していた。しかし、DGKγの増加は認められなかった。さらに、これらのアイソザイムのmRNAの量の変化をRT-PCRにより検討した。DGKαはやや増加したものの、DGKγはTPA刺激1日後から激減した。また、DGKδも分化とともに減少する傾向がみられた。以上のことから分化に伴うアイソザイムの量の増加は単純にmRNAの量の増加によるものではないことが示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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