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薬物代謝酵素の誘導におけるAP1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 08772132
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関国立公衆衛生院

研究代表者

頭金 正博  国立公衆衛生院, 衛生薬学部, 主任研究官 (00270629)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードシトクロムP450 / 転写因子 / 3-メチルコランスレン / オカダ酸
研究概要

ハムスター肝にはアフラトキシンB1に対し極めて強い代謝活性化能を有するシトクロムP450分子種(CYP2A8)が存在する。我々はこれまでに、初代培養肝細胞においてCYP2A8が3メチルコランスレン(3MC)によって誘導されること、またこの誘導がオカダ酸(OA)によって増強されることを明らかにしてきた。OAは転写調節因子のAP-1の活性化作用を有することが知られている。そこで、本研究においては3MCによるCYP2A8の誘導機構におけるAP-1の関与を検討した。まずはじめに、初代培養ハムスター肝細胞にOAを添加し、AP-1の発現量をゲルシフトアッセイ、ノーザンブロッティングを用いて測定し、またAP-1に依存した転写活性をAP-1結合配列を含むレポーター遺伝子を用いたレポータアッセイで測定したところ、AP-1の誘導とAP-1に依存した転写活性の上昇が認められた。またAP-1の構成因子であるc-Junを発現させるプラスミド(pRSV-c-Jun)をハムスター肝細胞に導入し、3MCによるCYP2A8の誘導に対する影響をノーザンブロッティングにより測定し調べたところ、AP-1に依存した転写活性の上昇ととも、3MCによるCYP2A8誘導の増強が観察された。これらの変動はトランスフェクションするpRSV-c-Junの量に依存していた。以上の結果から、3MCによるCYP2A8の誘導機構にAP-1が関与していることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 頭金正博: "Okadaic Acid Potentiate 3-Methylcholanthrene-Induced CYP2A8 Gene Expression in Primary Cultures of Syrian Hamster Hepatocytes" Molecular Pharmacology. 50. 556-564 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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