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画期的な活性上昇を目指したヒトリゾチームのデザイン

研究課題

研究課題/領域番号 08772143
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医薬分子機能学
研究機関九州大学

研究代表者

橋本 善夫  九州大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (50253472)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードリゾチーム / 溶菌活性 / 部位特異変異導入
研究概要

タンパク質製剤を生体内に投与する場合、その効果を向上させるためには安定化及び生理的機能の上昇が有効であると思われる。特に活性が向上したタンパク質は、少量投与しただけでその効果が得られるという点で非常に魅力的である。しかし、安定性の研究は比較的よく行われているが、活性向上という面での研究はあまり行われていない。そこで、この研究は、タンパク質としては一量体でかつ安定な球状タンパク質であるヒトリゾチームをモデルタンパク質として選択し、ニワトリリゾチームで活性が上昇した変異体Asp101Gly&Gly102Pro(270%)に相当するAsp102Glyを基盤とし、さらにニワトリリゾチームと同様にLys33Asn(150%),Asn27Asp(140%)の変異を重ねて、ヒトリゾチームの画期的な活性の上昇する変異体をデザインすることを目的とした。
まず、ヒトリゾチームのAsp102からGlyへの変異体(Asp102Gly;以下同様な表現)、Asn27AsP、Lys33Asnを遺伝子工学的手法を用いてM13ベクター上で作製し、それらを酵母発現ベクターにクローニングした後、酵母の形質転換を行った。酵母から分泌させた変異体の精製は陽イオン交換樹脂を用いて行った。それらの溶菌活性を測定した結果、Asp102Gly、Asn27AsP、Lys33Asnはそれぞれ223%、137%、163%であり、野性型より活性化したことは、ニワトリリゾチームの場合と一致していた。以後、これらの変異を組み合わせて更に活性化したヒトリゾチームをデザインする予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hashimoto,Y.et al.: "A mutation study of catalytic residue Asp52 in henegg lysozyme" The Journal of Biochemistry. 119. 145-150 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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