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D-アミノ酸を含むペプチドの生体内動態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08772148
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医薬分子機能学
研究機関東京薬科大学

研究代表者

長谷川 弘  東京薬科大学, 薬学部, 助手 (80218453)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードD-アミノ酸 / ペプチド / 生体内動態 / 安定同位体
研究概要

1.[D-Ala^2,D-Leu^5]enkephalin(DADLE:Tyr-D-Ala-Gly-Phe-D-Leu)のラットにおける代謝
DADLEのD-ロイシン残基4,5位を三重水素標識した標識体,[^3H-D-Leu^5]DADLEをラットに静脈内投与しDADLEおよびそのC末端側フラグメントの血中濃度時間推移を求め,DADLEのラットにおける代謝様式を明らかにした.DADLEはTyr-D-Ala,Gly-Phe,Phe-D-Leu結合の順に切断され分解した.さらにD-[^3H]ロイシン由来の揮発性化合物に代謝されることが示唆された.
2.安定同位体トレーサー法によるD-ロイシンのラットにおれう生態内動態研究法の開発
(1)GC-MSによるDL-ロイシンの分別定量法の開発
DL-ロイシンのCOOH基をメチルエステルとしたのち,NH_2基を種々な光学活性カルボン酸を用いアミド化し,得られたジアステレオマ-アミドをGC-MS分析した.その結果,アミド化剤として(-)-α-メトキシ-α-トリフルオロメチルフェニル酢酸を用いることにより,GCにおいてD-およびL-ロイシン由来のアミドはベースライン分離した.さらにCI-MSにおいてそれぞれの分子イオンピークが基準ピークとして検出された.
(2)D-ロイシンの^<13>Cおよび重水素標識体の合成
ヨードメタンおよびマロン酸の^<13>C標識体および重水素標識体からD-[4,5,5′-^<13>C_3]ロイシン,D-[4-^<13>C,^2H]ロイシンおよびD-[5,5′-^2H_6]ロイシンを合成することを目的として,非標識体を用い合成ルートの確立を試みた.その結果,9工程でD-ロイシンを合成したが,全収率が数%であった.現在,収率向上を目指し,キラル素子を用いた不斉合成法によるD-ロイシンの合成を試みている.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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