研究課題/領域番号 |
08772180
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
西堀 真弘 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60189305)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 臨床検査 / 臨床検査医 / インターネット / ホームページ / コンサルテーション / 精度管理 / 生涯教育 / 診療支援 |
研究概要 |
本研究では臨床検査に関する最新の情報を掲載したホームページ(http://202.242.169.152/clap/clap.html)を開設したうえ、生涯教育、公開精度管理、公開コンサルテーションなどの場を設けることにより、臨床検査医による診療支援の画期的効率化とその社会的インパクトを検証した。その結果1日平気平均16の異なるサイトからアクセスがあり、以下に示す成果が得られた。 1.新規保健集載臨床検査項目:1995年7月分より逐次連載し、1997年2月の時点で30件になった。月平均103件のアクセスが得られた。 2.尿沈査・血液細胞・微生物画像による模擬サーベイ:1996年9月より2ヵ月に渡って実施し、従来のスライド写真の代わりにインターネットで判定用画像を配布できることが実証された。期間中のアクセスは800回を越え、各種病院検査部や医療従事者個人から回答が寄せられた。また実施後公開している講評と模範回答を掲載したページへも月平均127件のアクセスがある。 3.免疫電気泳動像判定模擬トレーニング試験公開のみとした月平均36件のアクセスが得られた。 4.臨床検査公開コンサルテーション:臨床検査技師、病院勤務医、産業医、大学生などの方々さらさまざまな質問が寄せられ、回答の多くが高い評価を受けた。代表者なQ&Aのページに掲載した質問は1997年2月の時点で21件あり、月平均112件のアクセスが得られた。 なお信頼性や信憑性についてのクレームはなく、特にセキュリティー面でのトラブルは経験しなかったため、本研究で用いた技術的対策や運用内規は妥当であると思われた。今後はこれらの画期的成果を基に、日進月歩のネット技術と歩調を合わせ、より充実した情報の発信を計画している。
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