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産褥初期に行われる母乳育児に関するケアの構造の分析

研究課題

研究課題/領域番号 08772219
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関長野県看護大学

研究代表者

野口 眞弓  長野県看護大学, 看護学部, 講師 (40241202)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード相互作用 / ケア / 母乳 / 助産婦
研究概要

産褥初期には乳房マッサージや授乳の援助が行われ、このことを通して助産婦とケアの受け手である母親は多くの相互作用を持つ。しかし、助産婦と母親の間に何が起こり、言語的・非言語的な方法を用いて何を伝えあい、何を感じているかは明らかとはなっていない。そこで、産褥初期の乳房マッサージと授乳の援助に焦点を当て、助産婦が行う母乳育児に関するケアの構造を明らかにすることを研究目的とした。
研究対象は、助産婦26名(病院25名、助産婦1名)とケアの受け手である母親41名(病院25名、助産所16名)である。データ収集は、母乳育児に関する助産婦のケアを参加観察し、必要に応じて助産婦と母親にインタビューを行った。データ分析は、内容分析を行いデータのカテゴリー化を行った。
助産婦と母親の相互作用を分析した結果、母乳育児に関する助産婦のケアには、「情報のやりとり」「気持ちをわかる」「代わりにする」というカテゴリーがあった。助産婦のケアのうち「情報のやりとり」「気持ちをわかる」は、母親が助産婦に対して自分の考えなどを表現する力と、助産婦の感受性により異なった様相を示した。「情報のやりとり」のサブカテゴリーは、「情報の裏づけ」「情報のすれ違い」「情報の供給」「情報交換の欠如」があった。「気持ちをわかる」のサブカテゴリーは、「気持ちに沿う」「気持ちを見落とす」「気持ちを汲む」「気持ちに気付かない」があった。このように、助産婦は母乳育児をする母親に情報を与え、気持ちを支え、その代わりをするとうケアの構造が明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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