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高齢者の身体機能回復レベルに影響を与える因子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780003
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関新潟大学

研究代表者

鈴木 真由子  新潟大学, 教育学部, 助教授 (60241197)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード高齢者 / リハビリテーション / 身体機能回復 / Barthel Index
研究概要

平成8年度は、15名の入院患者に対して1名につき平均約3ケ月間にわたる追跡調査を実施した。
1.身体機能回復状況;発症時からのリハビリテーションカルテ、ならびにBarthel Index(B.I.)の評価基準に基づいて生活基本動作の自立度を理学療法士の協力を得て調査した。その結果、3ケ月経過した時点で100%自立が可能になった者7名(A群)、大きな変化がみられなかった者8名(B群)であった。
2.リハビリテーションに対する意識調査;リハビリテーションに対してA群とB群の意識に異なった傾向が見受けられるかどうか調査した結果、A群の被験者の方がリハビリ室以外でも自主的に訓練を続けるなど、積極的な行動が伴う傾向にあった。
3.生活意識調査;生活意識全般について、申請者による聞き取り調査を実施した。その結果、A群の被験者に共通して見受けられる特徴として次の点があげられた。(1)具体的な目標がある。(2)人・社会との交流を好む。(3)生きがいがある。(4)70歳代前半までの男性である。また、1ケ月ごとの経時変化をみるとA群の被験者の方が機能回復とともにプラスの回答が増える傾向にあった。
4.食事調査;被験者の病院給食に関する調査を実施した結果、A群については残食率が低く食事に対して積極的な姿勢が見受けられた。一方B群は、残食率が高く食事に対する不満も多くなっていた。
今回の結果は、発症時期や病状などを統一することができなかった。特に、性別や年齢など、属性の偏りを解消する必要がある。今後は一般化できるよう他機関にも調査を要請し、サンプル数の増加を図る計画である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] N.Hasegawa,I.Egami,M.Suzuki and et al.: "Energy Balance and Motive Composing Factor for Therapeutic Exercising Older Patients" The XIV International Scientific Meeting of the International Epidemlological Association(Abstructs). 208-208 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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