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セラミドとその類縁体の生理活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780009
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

岸田 恵津  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70214773)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードセラミド / アポトーシス / 構造活性相関 / セラミドの定量
研究概要

1.アポトーシス誘導に対するセラミドアナログの影響
近年、腫瘍壊死因子などのリガンドによる細胞刺激時に、セラミドがシグナル伝達のセカンドメッセンジャーとしての役割を果たすと考えられるようになった。本研究では、このようなセラミドの役割を分子論的に解明するために、上記リガンドの活性をミミックすると考えられている膜透過型セラミドのトランス2重結合の役割に着目し、シス2重結合体、3重結合を導入したアセチレンタイプのセラミド誘導体を化学合成した。そしてHL60細胞に対するアポトーシス誘導活性を指標に構造活性相関を調べた。その結果、トランス2重結合は必ずしも必要ではなく、シス2重結合体でも同等以上の活性を示し、3重結合体では非常に強い活性を示すことが明らかなった。
2.セラミドの微量定量法
新規定量法として、セラミドのアルコール基と蛍光試薬anthroylnitrileを反応させ、HPLCで定量する方法を試みた。まず、セラミドのN-アシル鎖を変えた9種の分子種を化学合成し、これに蛍光ラベルしたスタンダード標品が逆相カラムを用いたHPLCにより分離可能なことを確かめた。また検出限界はサブピコモルレベルであり、この方法はHL60細胞中のセラミドの定量も可能であることが確認できた。さらに、各種脂肪酸を培地中に加えたときのセラミドの変動を調べると、脂肪酸栄養によりセラミド分子種の変動が認められた。今後、実際にシグナル伝達を担うセラミド分子種についての検討を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Etsu KISHIDA et al.: "Evaluation of a frans configuration for the apoptosis-inducing activity of ceramide" Journal of Lipid Mediators and Cell Signaling. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 阿部久美子ら: "小学校、中学校、高等学校の家庭科教科書における栄養に関する現状と課題-脂質(脂肪)を指標として-" 日本家庭科教育学会誌. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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