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血圧降下作用を有するγ-アミノ酪酸のラット体内での代謝回転

研究課題

研究課題/領域番号 08780017
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関大妻女子大学

研究代表者

斉藤 ひろみ  大妻女子大学, 家政学部, 助手 (70271244)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードγ-アミノ酪酸(GABA) / ラット / 血圧
研究概要

血圧上昇抑制作用があるとされているギャバロン茶の中心的成分と考えられるγ-アミノ酪酸(GABA)が、ラット体内でどのように代謝されているのかを明らかにすることを目的に実験を行った。ギャバロン茶を製造し、そのカテキン、カフェイン、アミノ酸を分析した。ギャバロン茶は煎茶と比較し、嫌気処理をすることにより、GABA、アラニン含量が増加し、一方アスパラギン酸、グルタミン酸の減少が認められた。これは、グルタミン酸、アスパラギン酸を基質としたカルボキシラーゼによる脱炭酸反応の結果であると考えられる。ギャバロン茶を極性の違う溶媒で分画し、ラットに投与したところ、BuOHで分画した残渣に最も抑制作用が認められた。これより溶媒では分画することのできないかなり水溶性な物質が血圧上昇抑制に関与しているものと考えられた。次いでこのBuOH分画残渣を透析し、さらにその外液をSephadexG-10でゲル濾過し、それぞれの画分に血圧上昇抑制が認められるかどうかを調べた。
また一方では、ラットの肝臓中のGABAの代謝回転を調べるために、in vivo,in vitroの両面から実験を行い、検討した。in vitroでは、肝臓ホモジネートにGABAを添加すると、時間の経過とともにGABAは増加していき、in vivoにおいては、GABAを経口投与すると、投与1時間後に増加し、5時間後にはもとの値にもどり、反応は速やかに行われていることが認められた。^<14>C-GABAを用いたin vivoにおける肝臓^-、脳中のGABAの代謝は、時間とともに減少し、その代謝物としてGCおよびGCMSを用いて分離同定を試みたところ3-メチループロピオン酸と推定される物質を同定した。
今後、本物質およびその誘導体を用いて血圧上昇抑制試験等を試みたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 加藤みゆき.西條了康 田村朝子.斉藤ひろみ etc: "紅茶製造工程における茶葉組織の変化" 日本家政学会誌. Vol.48.No.1. 65-69 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大森正司.尾上とし子 加藤みゆき,斉藤ひろみetc: "日本家政学会誌のデータベース構築とその特徴" 日本家政学会誌. Vol.49.No.8. 781-786 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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