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カロテノイドの生体内抗酸化性および糖尿病発症抑制効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780027
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関東京農業大学短期大学

研究代表者

古庄 律  東京農業大学短期大学部, 栄養学科, 講師 (50238680)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードCarotenoids / βーcarotene / Streptozotosin / Diabetes / Lipidperoxides / Glutathione / TBARS / Rats
研究概要

ストレプトゾトシン(STZ)糖尿病ラットへのβーカロテン(BC)を投与による、過酸化脂質の生成と内因性の抗酸化物質のひとつであるグルタチオン(GSH)の生成量について調べた。SD系雄ラットを0.1%BC添加食群(BC群)及びBC無添加食群(Control群)に分けて3週間飼育した後に、両群を更に2群に分け、各々の一方の群にSTZ50mg/kg体重を腹腔内投与し、BC+STZ群、STZ群とした。STZ投与後8日目に心臓採血により脱血し、解剖を行い血清、肝臓並びに膵臓中TBARS量、血清中インスリン濃度を測定した。また、肝臓中のGSHとGSSGはEllman試薬(DTNB)を用いる我々の開発したHPLC法により定量を行った。BC+STZ群は、STZ群に比べ体重の減少が緩和され、血清、肝臓並びに膵臓中のTBARS量についても上昇抑制が認められた。また、BC+STZ群のインスリン濃度は、Control群やBC群程ではないがSTZ群より高く、血糖値の上昇抑制も見られた。GSHの生成量については、Control群、BC群、BC+STZ群では総GSH量およびGSH/GSSG比に大差が見られなかったものの、STZ群では総GSH量が有意に上昇し、またGSH/GSSG比が小さかった。これらの結果は、BCの投与がSTZ糖尿病において過酸化脂質の上昇を抑制し、その病態を軽減することを示唆した。また、BCの投与によりGSHの生成量と酸化が抑制されたことから、BCが他の抗酸化性物質の消費を抑制することも考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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