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オプティカ自動試着装置を用いた着装心理評価とデザインコンセプト伝達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780030
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関聖母女学院短期大学

研究代表者

田川 由美子  聖母女学院短期大学, 生活科学科, 助手 (40207808)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード色(カラー) / 自動試着装置 / 着装心理 / コンピュータ画像処理 / 流行色 / アパレルブランド / デザインコンセプト / デザイン要素
研究概要

1.色と着装心理について オプティカル自動試着装置を用いて、5種のフォーマルドレスをSD法によりイメージ評価してもらい因子分析した。その結果、上位因子と色の持つイメージがほぼ一致していることがわかり、イメージに及ぼす色の重要性が確認された。また、自動試着装置を用いた評価と写真による評価とでは大きな違いは認められず予想外の結果となった。しかしどのドレスにおいて“豪華さ"の因子が上位に挙げられており、等身大で評価できるという本装置の有効性がわかった。次に、調査により抽出した3つの人気ブランドのスタイル写真をデジタルカメラ等でデジタル化し、コンピュータにより画像処理をおこなって異色の試料を作成し、“どの色が似合うか"について調べた。その結果、似合うと思う色と似合った色とに差異があり、緑については肌の色との関係があることが示唆された。ファッションカラーについて詳細にするため、各シ-ズンの街頭での流行色とメーカーの提案色との関連を調べた。その結果、最近の無彩色の流行が消費者の色のチョイスにも影響を与えていることが分かった。
2.デザインコンセプトの伝達について 1の人気ブランドのデザインコンセプトの中からキーワード7つを選び、消費者である20前後の女性がどのようにデザインコンセプトを認識しているのかSD法を用いて分析した。その結果、デザインのシンプル性がやや認識されていた以外は各ブランドともデザインコンセプトがよく伝わっていないことが分かった。このことから衣服を購入する際には流行要素(今年の場合シンプル、リアルクロージング)やフィーリング、ブランドバリュー等の方が重要視されていることが示唆された。一方、各ブランドでの似合うと思う色と似合った色を比較したところ、1つのブランドではいずれもオリジナル色が人気があり、ブランドイメージを形成する上で色が大きなを役割を果たしているものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 長井 満理子 中澤 乃智子 田川 由美子: "オプティカル自動試着装置(アリスミラー)による嗜好調査とイメージ評価について" 聖母女学院短期大学研究紀要. 第26集. 1-8 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 上田 早苗 寺田 雅子 寺見 織恵: "若い女性のファッションカラーについて-誌上調査と街頭調査-" 聖母女学院短期大学 生活科学科 生活科学演習抄録. 第3号. 101-104 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 土田 章子 松本 美樹: "ファッションカラーとデザインコンセプト関する調査-女子短大生のライフスタイル-" 聖母女学院短期大学 生活科学科 生活科学演習抄録. 第3号. 112-116 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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