• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

舎密とオランダ科学:蘭学の基層の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780035
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 科学技術史(含科学社会学・科学技術基礎論)
研究機関東海大学

研究代表者

塚原 東吾  東海大学, 文学部, 講師 (80266353)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード化学 / 科学史 / 蘭学 / オランダ / 西洋史 / 科学思想 / 19世紀 / 日本史
研究概要

本研究実績の概要は、以下の通りである。
(A)オランダ科学史についての最近の成果についての研究は、主に、K.van Berkal,H.A.M.Sneldersによる諸著作を中心に、それらの梗概をインデックス化できた。これらは、オランダ人の協力者の助言を得て、日本では従来から、本格的な紹介・検討の遅れているオラン科学史の、最近の成果について、特に17世紀から19世紀にかけてのおおまかな見取り図が得られた。この件については、本研究者を中心として、オランダ科学史優れた概説書であるK.van BerkelによるIn het Spoor van Stevim:Geschiedenic van be natuurwetenschap in Nederland 1580-1940(邦訳仮題:「オランダ科学史1580-1940」)の完全な訳稿が製作されたので、本研究の一端として、この翻訳の発表の企画も進行中である。
(B)オランダ原書の検討については、岐阜・くすり博物館、大阪・杏雨書屋、京都大学図書館などでの、広範な書誌学的調査をおこなった。この悉皆的な書誌学上の検討にもとずき、内容の科学的な用語にかんしての、系統的な分析がなされ、特に、化学用語について、今後のコンコーダンス的な発展研究への展開のための基礎となるデーターの蓄積が、コンピューターを利用するかたちでおこなわれた。これらのフォーマットの検討を通じて、化学の概念的分析における、いわゆる「概念地図」(コンセプチュアル・マップ)が、研究対象とした、Segur,Isfording,Buijsらの各書目について画定され、今後のさらなる研究への、重要な礎石が築かれた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 塚原東吾: "蘭学の重層性:オランダと日本の文化交流の諸側面" The Cultural Background of the veception of the Natural Sciences in the Non-Burobean World. 1996-02. 11-18 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 塚原東吾他: "科学史の側面から再検討したフィリップ・フランク・フォンシーボルトの科学的活動" 鳴滝紀要. 6. 201-244 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 塚原東吾: "オランダの科学的活動へのフランスの影響:ナポレオン戦争と科学・オランダのフランス語科学書と蘭学" 洋学. 4. 163-169 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 塚原東吾他: "オランダ科学史1580-1940" 朝倉書店(発表予定中), 256 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi