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グルコース取り込みに及ぼす筋フォスファゲン含有量の影響

研究課題

研究課題/領域番号 08780054
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関電気通信大学

研究代表者

長澤 純一  電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (40228002)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードβ-GPA / フォスファゲン / ラット / インスリン感受性
研究概要

身体運動の何が耐糖能改善に寄与しているかについては,いまだ不明な点が多い.先行研究では,筋のフォスファゲン濃度を低下させるβ-guanidinopropionic acid(β-GPA:creatine analogue)を投与すると,筋グリコーゲンが著明に増加している状態でも,グルコース取り込み能を有意に増加させることが明らかになっている.本研究は,フォスファゲンの多寡がインスリン作用に及ぼす影響を明らかにすることを目的に,β-GPAを摂取したラットを利用して,筋のフォスファゲンを低下させた筋のグルコース取り込み能の亢進について検討した.その結果,インスリンクランプ法を用いたin vivoのインスリン反応性はβ-GPA摂取ラットでは有意な高値を示したが,インスリンレセプターとの結合能を示すと言われるインスリン感受性は上昇を示さなかった.また,インスリンレセプターおよび糖輸送担体(GLUT-4)のmRNA(Northern blotting法)には差異は認めれらなかったものの,GLUT-4のタンパク量(Western blotting法)は,β-GPA摂取ラットで有意な増加を示した(p<0.05).一方,インスリンレセプターは,通常2本のバンドがみられるが,β-GPA群は,バンドが1本しかみられなかった.この結果は,インスリンクランプ法によるin vivoの結果結果とおおよそ合致しており,インスリンレセプターのリン酸化と関連しているものと考えられた.なお,詳細を追実験を行って検討している.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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