研究課題/領域番号 |
08780088
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
桧垣 靖樹 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (10228702)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | インスリン作用を介さない糖取り込み / 一過性の運動 / 筋損傷 |
研究概要 |
一過性の運動に伴う筋損傷がインスリン作用を介さない糖取り込み能に及ぼす影響を検討するために、8週齢のラット(n=33)を用いて、2種類のタイプの運動を負荷し、ソマトスタチン投与下でグルコースクランプを行った。被験動物は、予めレッドミル走行に慣れさせるために、分速10mで5分間の走行練習を週3回の頻度で2週間行った。最後の走行練習後、少なくとも3日間の間隔を開け、本実験を行った。一過性の運動負荷は、トレッドミルを用いた走行運動(分速15mで60分と分速20mで30分の計90分)とし、コンセントリック主体のレベル運動(傾斜角0度)とエキセントリック主体のダウンヒル運動(傾斜度16度)の2つのタイプとした。運動負荷11時間後にペントバルビタール麻酔下で頚動脈及び頚静脈にカテーテルを留置し、目標血糖を200mg/dlとし、フィードバック方式でグルコースの注入速度を調節した。なお、内因性のインスリン分泌を阻害するために、ソマトスタチン(1.0μg/kg body weight/min)をクランプ中、持続投与した。その結果、ダウンヒル運動群のグルコース代謝量(5.45【.+-。】0.61mg/kg/min)は、コントロール群(9.63【.+-。】0.32mg/kg/min)及びレベル運動群(8.29【.+-。】0.73mg/kg/min)に比べ有意な低値を示した。また、ダウンヒル運動群において、血中CPK値の顕著な上昇が観察された。以上の結果から、骨格筋の損傷を引き起こす運動がインスリン作用を介さない糖取り込み能を低下させることが示唆された。
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