• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

電機企業における国内生産体系の再編と地域変容

研究課題

研究課題/領域番号 08780122
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

北川 博史  愛知教育大学, 教育学部, 助手 (20270994)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード電気機械工業 / 複数立地企業 / 地域的生産体系 / 地理学 / 日本
研究概要

本研究の目的はわが国電気機械工業の複数立地企業を中心に、地域的生産体系の再編とそれにともなう地域変容を考察することであった。この研究目的を達成するために、第1段階としてわが国電気機械工業分野の中から複数の複数立地企業に関して各会社史、有価証券報告書などを活用することにより企業組織、生産体系の時系列的変化について分析を行った。当初、生産体系の再編過程を既存の工場などの再編成により捉える予定であった。そのため、各複数立地企業に対して聞き取り調査を行う予定であったが、近年のわが国の経済状況の悪化のため、聞き取り調査に応じていただけない企業も少なくなく、補助資料を中心として研究を進めた。このようにデータの収集に問題が生じたため、研究目的を一部変更する事を余儀なくされ、地域的生産体系の再編成を捉える前に、各複数立地企業の地域評価に研究の比重を置いた。そのため、研究の第2段階においては、各複数立地企業の本社に対し地域評価に関するアンケート調査を行い、既存の所有施設と地域の評価との関連を中心に一次データを入手した。これらのデータを分析する事により、わが国電気機械工業の複数立地企業の多くは、既存の施設の有無により地域評価を行う傾向を捉えることができた。また、地域的にみて三大都市圏の評価はいまだ高く、地方分散化を念頭に置いた生産体系の再編は困難な状況であることの推察を得た。これらの知見をもとに今後、当初の研究目的である複数立地企業の生産体系の再編と地域変容に関する研究を、研究方法を再検討した上で、遂行したいと考える。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi