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廃棄物・リサイクルの地域循環型システムに関する経済地理学的研究-自動車リサイクルを題材として-

研究課題

研究課題/領域番号 08780127
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関九州大学

研究代表者

外川 健一  九州大学, 石炭研究資料センター, 助教授 (90264118)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード自動車産業 / リサイクル / シュレッダ-・ダスト / リサイクル・マイン・パーク / 環境政策 / 産業のリサイクル化
研究概要

地球規模の環境問題が一段と深刻になった今日,廃棄物リサイクルの問題は豊かな社会における必要悪とさえみられる傾向にある。近年リサイクル型社会・循環型社会という言葉が注目されてきたが,その内容や実現に関してはまだ議論すべきことが多い。本研究では現代日本に於ける自動車リサイクルの現状を,とくにシュレッダ-・ダスト問題とその対策を中心に検討し,問題の経緯と各メーカーの対応と相違,および通産省の産業構造審議会等での議論をまとめた。自動車解体業者・シュレッダ-業者への聞き取り調査を九州地区を中心に精力的に行い,自動車産業の静脈部の現場の意見を整理した結果,シュレッダ-・ダストの処理は、コスト・システム・意識等が地域によって微妙に異なっていることが明確になった。今回はシュレッダ-・ダストの広域処分を題材に,廃棄物の広域処理に関する現状と問題点を整理したが,とくに現代の「廃掃法」では適用上の問題点が多々あることが明確になった。今後は地方分権型の社会経済システムの下で,廃棄物リサイクルに関する環境インフラの整備が望まれるが,その理論的解明は今後の課題である。さらに,リサイクル・マイン・パーク計画について考察を行い,廃棄物の広域ネットワーク処理の構築に関する課題と,他産業との連携の可能性についても言及した。また,諸外国の自動車リサイクルの現状分析(とくにドイツとオランダについて)を加えた上で,求められている方向は「リサイクルの産業化」である以上に「産業のリサイクル化」であることを提示した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 外川健一: "自動車産業の静脈部(III)-シュレッダ-・ダスト問題と環境政策としての自動車リサイクル-" 経済学研究(九州大学). 63-(4.5). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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