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ヒトの聴覚における音程認識特性の評価と効果的な音感学習法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780160
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

西方 敦博  東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード音程認識 / 和音認識 / 音楽的能力 / 聴覚 / 客観的評価 / 因子分析
研究概要

本研究では、個人の音楽的能力を評価するための客観的手法の確立を目指して、2音で構成される和音の認識特性を実験的に調べた。まず、220Hzから880Hzまでの間の純音(半音階で25音)のうちの任意の2音を重ね合わせて1秒間持続する音を被験者に提示し、その2音を鍵盤で再現してもらい、2つの音を答えさせる方法により、音程認識特性を調べた。また、アンケートによる主観評価も同時に行った。これにより、以下の結果が得られた。
1.2音とも正解となる完全正解の率は各被験者で異なり、0〜1の範囲に広く分布した。
2.完全正解でない誤答の中から、不完全正解のパターンを分類した結果、(1)異なる調で答える調ミス、(2)音名は正しいがオクターブのずれがあるオクターブミス、(3)2つの音のうちどちらか1つが正解である片方正解、の3つが見出された。
3.完全正解率と不完全正解率、誤答率の関係を調べた結果、完全正解率が高い群では誤答のほとんどは片方正解であること等が分かった。
4.アンケートを因子分解して得られた「音楽的知識と技術」の因子得点と完全正解率の相関をはじめ、主観量と客観量の相関が見られた。
以上より、和音の識別に基づく音楽的能力の客観的評価法の可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 西方敦博: "画像符号化装置の一評価法に関する検討" テレビジョン学会誌. 50・1. 125-129 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 稲見和典: "CD-ROM辞書による英単語学習の効果測定" 電子情報通信学会1996年総合大会講演論文集. 情報・システム1. 249 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 荒川裕文: "数字列列記憶課題における脳波の変化" 電子情報通信学会1996年総合大会講演論文集. 情報・システム1. 274 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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