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インターネット用日本人英語学習向けインライン辞書の試作開発

研究課題

研究課題/領域番号 08780163
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

杉浦 正利  名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (80216308)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードインターネット / オンライン辞書 / WWW / CGI / 語彙 / 英語 / 検索 / 辞書
研究概要

本研究では、日本人英語学習者がインターネット上の英語を読む際に、どのような情報を必要しているかを調査し、オンライン辞書を試作し、オンライン語学学習ツール開発のための基礎的な研究を行った。
●研究実績
(1)英語WWWページの収集:名古屋大学及び国内の大学の大学生が各自のホームページからリンクを張っている英語のページを調査し,1,000ページを収集しファイルして保存した(約2MB)。57,106行、326,849単語、2,153,141文字であった。
(2)語彙頻度分析:上記ファイルを頻度分析し、アルファベット順、頻度順のリストを作成した。異なり語数は24,107語であった。
(3)辞書ファイルの作成:語彙頻度の多い単語上位1万語に日本語訳をつけた。これは、総単語数中の93%に該当し、頻度が一回の単語(その多くは固有名詞)10,781語(3.3%)を除くと、事実上約96.4%の単語に日本語訳をつけたことになる。
(4)辞書検索プログラムの作成:本研究専用WWWサーバをたちあげ、CGIを使い、Per1により辞書検索プログラムを作成した。
(5)使用実験:実際に学生に利用させ、日本語訳の不十分さと、例文の必要性が判明した。日本語訳の充実は、試作開発である本研究の範囲を越えるので今後の課題とする。
(6)例文検索プログラムの作成:(1)で作成したファイルの中から例文を検索表示するプログラムをCGIを使い、Perlで作成した。
(7)インターネット用日本人英語学習者向けオンライン辞書の試作完成
●研究結果
日本人英語学習者が読みたいと思う英語のWWWページ中の96.4%の単語の日本語訳が出る辞書検索プログラム、及び、その単語が実際に使用されている例文を表示する例文検索プログラムを統合し、目的とするオンライン辞書の試作を完成させた。本プログラムは研究代表者のホームページよりインターネット上に公開されている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 杉浦正利: "外国語学習のWWW" 言語. 25・10. 107-110 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 杉浦正利: "インターネット上の英語学習教材" 英語教材別冊「インターネットと英語教育」. 45・10. 110-115 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 杉浦正利他3名: "言語習得研究のための情報処理システムCHILDESの日本語化" 言語. 26・3. 80-87 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 杉浦正利: "作文のためのWWWを利用した帰納的英語語法学習支援システム" マルチメディアネットワークを利用した外国語教育に関する総合的研究(名古屋大学言語文化部特定研究シリーズ). 7(印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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