• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

インターネットを利用した教育実習の指導に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780165
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関和歌山大学

研究代表者

野中 陽一  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (10243362)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード教育実習 / インターネット
研究概要

本研究では,ネットワークを利用して学部と附属の指導教官とが協力して実習指導を行うことを試みた。
1.実習生の授業場面をネットワークを介して大学で観察することによる指導の可能性
学部-附属間は128Kbpsの専用線で接続されており,この回線を利用してテレビ会議システム(Enhanced CU-SeeM)を用い実習生の授業観察を数回行った。その結果,このシステムでは超指向性のマイクロフォンを利用しても音声情報の伝達が不十分であり,また,高性能なテレビカメラを利用しても子ども一人ひとりの学習の様子を捉えるまでには至らず,ネットワークを介して指導するには授業に関する情報量が不足することが明かとなった。特に子ども達が個別,あるいはグループごとに活動する授業では,状況の把握が一層困難であった。
2.電子メールを利用した実習生に対する指導の可能性
実習生に関する指導については,電子メールを利用して附属指導教官が実習の様子を報告し,指導の在り方に関して意見交換を行った。特に初期の段階で実習生に関しての情報を附属指導教官に伝えることによって実習指導が適切に行なわれるようになった。一方,実習生も毎日実習の様子や感想をゼミのメーリングリストで報告し,実習生同士の情報交換や指導教官,先輩,現職教員の院生等からの助言が行なわれた。これには附属の指導教官は入っていないこともあり,附属指導教官と教育に対する考え方の違う実習生への指導が効果的に行えた。
この他,実習後実習生から実習期間中の活動等に関する情報が実習前にほとんど得られないという問題が提起され,教育実習に関するホームページを作成し,次年度の実習生へ情報提供のために今年度の実習の記録を掲載した(http://center.edu.wakayama-u.ac.jp/jissyu/index.html)。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野中陽一: "ネットワークを利用した教育実習の指導に関する研究" 和歌山大学教育学部 教育実践研究指導センター紀要. No.7. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi