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箱庭の操作過程をデータベースとして持つマルチメディア相談室用システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780172
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関芦屋大学

研究代表者

赤倉 貴子  芦屋大学, 教育学部, 助教授 (80212398)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード情報セキュリティ / 情報通信倫理 / プライバシー保護 / 箱庭療法 / データベース / 学校保健室 / 学校相談室 / 養護教諭
研究概要

ストレス社会の弊害が言われ、学校でも保健室、相談室の役割がクローズアップされてきている。そこで先に、保健室での事例を多くの教師が共有すべく、データベース(DB)システムを開発したが、文字情報のみを扱っていたため、保健室事例全てを共有することはできなかった。そこで、本研究では、相談室の業務を統合的に行えるシステムの開発を目指し、まず、箱庭療法を扱えるシステム、すなわち、箱庭をコンピュータ上に実現し、箱庭を作るべく操作した物体(家、木、人など)の操作過程を履歴としてとれるシステムを開発した。その特色は、
(1)箱庭療法がコンピュータ上で実施できる(つまり、立体の操作がコンピュータ化できる)
(2)その履歴(所要時間も含む)がとれる
(3)履歴データは、動画としても3次元座標データとしてもデータベース化できる
(4)本システムは個人情報の保護が特に重要であることに鑑み、データのセキュリティが考えられている
であった。(4)について、養護教諭や看護婦が児童・生徒や患者のプライバシー保護にどのように対処しているか、調査・分析を行った。そして、その結果を、使用する教諭が知ってもよいレベルの情報のみを扱えるようなふるまいを行うモデルとして構築し、システムの基本モデルとした。(1)(2)(3)について、システムの実行部は、マウスで箱庭の物体を自由に配置できるようにし、さらにその軌跡を3次元座標データとして保存できるようにした。保存データはプレイバックでき、また、どの物体が一番よく使われたか(長く扱われたか)など、統計的数値も出せるようにした。しかし、システムの実際の使用には至っておらず、(3)の特色のDBとしてのデータは集まっていない。今後の課題として、本システムを実際の使用に供し、システムの効果を検討していきたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 赤 倉 貴 子: "保健・医療用情報システムのユーザモデル" 1996年日本教育工学会第12回大会講演論文集. 1. 545-546 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 赤 倉 貴 子: "看護婦(士)の医療用情報システムへの取り組みのための環境" 日本健康科学学会誌. 12・4. 278-279 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 赤 倉 貴 子: "保健室情報のプライバシー保護に対する養護教諭の意識の検討 -保健室用情報システムに対する石川県養護教諭の悉皆調査から-" 学校保健研究. 38・Suppl.446-447 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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