研究課題/領域番号 |
08780173
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
柴田 望洋 福岡工業大学, 工学部, 助教授 (80222032)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 障害児教育 / 運動機能障害 / CAI / アクセシビリティ / ユーザインタフェース / オブジェクト指向ユーザインタフェース |
研究概要 |
キーボード打鍵操作は、筆記などの運動に比べて単純であり、特に上肢に運動機能障害を持つ肢体不自由児・者にとって、パーソナルコンピュータは意思表現や学習手段の重要な手段となっている。しかし、コンピュータ利用の教育の現場では、汎用性の高いリハビリテーション工学的な観点によって作られたものでなく、教育工学的観点から特化して作成された、障害児のコンピュータ利用支援ツールが必要とされている。 本研究では、学習ソフトウェア利用時の様々な局面において、(a)学習課題、(b)学習者に提示する情報、(c)学習者が入力すべき情報、(d)学習者の現在の学習意欲(スイッチ操作時間間隔などから推定)、等をパラメータとして、障害の種類や度合い・学習の状況に応じて、キ-やマウス操作の選択枝、画面上の位置や大きさ、興味関心を喚起させるための音声・画像などを動的に変化させるオブジェクト指向なインタフェースモデルを試作・開発した。 これまで障害児学習ソフトウェアは、主に現場の教師が、"ある児童生徒のある課題に対する"単独のシステムとして作成されていたが、本研究の成果により、障害児用CAIの作成コストの軽減、CAI利用対象者の拡大を図ることができると思われる。
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