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クローズド・キャプション利用による口語英語データベースの作成

研究課題

研究課題/領域番号 08780175
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関大谷女子短期大学

研究代表者

杉森 直樹  大谷女子短期大学, 英語英文学科, 講師 (40216338)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード口語英語 / データベース / 映画 / クローズド・キャプション / コーパス
研究概要

1.本研究の主たる目的は、ネイティブスピーカーが日常使うような会話表現を豊富に含むハリウッド映画をリソースとして、これらの映画のセリフをパーソナルコンピュータを用いて文字(テキスト)化し、現代口語英語のデータベース(コーパス)を作成することである。
2.リソースとする映画の選定基準は、(1)1980年以降に製作されたもの、(2)現代を舞台としているもの(従って、西部劇等は除外)、(3)日常会話が多く含まれているドラマ的なもの、(4)内容に偏りが無いもの、とした。これらの基準によって選んだ映画100タイトルをレーザーディスクで購入し、それらを再生しながら、キャプションデコーダを用いてクローズド・キャプション信号をコンピュータに取り込み、それぞれの映画の全セリフのテキストデータを得た。得られたデータは、約12MB、100万語に近いボリュームになった。データは、各映画毎に一つのテキストファイルとして保存した。データベースエンジンには、複数のファイル中に含まれる文字列等の検索が可能であるPower Finder1000for Windowsという市販のユ-ティリティーソフトを使用した。また、頻出単語の抽出や単語リストの比較、KWICなどのデータ分析をするためのコンコーダンスソフトをDelphiを用いて作成した。
3.本データベースが研究計画通り完成したことにより、当初予定していたような、ある口語的慣用表現等がどのような文例中にどれだけ出てくるかといったようなことが容易に調査できる環境が実現された。今後、本データベースを用いて、現代口語英語の実体を計量的に調査し、より実用的な英語を教える必要に迫られている我が国の英語教育に貢献できるデータを得る予定である。最後に、本研究に科学研究費の補助を頂いたことに感謝申し上げる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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