• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

クラス内学力格差に対応するEFL教材開発のストラテジー

研究課題

研究課題/領域番号 08780200
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関北海道医療大学

研究代表者

塚越 博史  北海道医療大学, 基礎教育部, 講師 (90258814)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード英語教育 / 教材開発 / 学力格差 / 教科書ワークブック / 学習意欲 / 動機づけ
研究概要

学習者の多くは,「授業がつまらない」から英語学習に消極的であり「授業方法の改善」を強く望んでいる-これは日本の英語教育が抱える最大の問題の一つである。一つの要因に,学習者の多様なレベルを考慮しない「画一的な教材の使用」が挙げられる。学習者の学習意欲は,与えられるタスクの難易度によって変動するものである。低学力者も積極的に授業に参加する意欲のわく教材,多様なレベルの学習者に対応できる教材が必要とされている。本研究では,中等教育機関における英語教育の活性化のために,特に多様な学力レベルを含む学習者集団の,学習への全体積極参加の促進を目指した教材開発ストラテジーとその応用を提案した。
まず,既存の中学生用各種ワークブックのタスクと実際授業で課されたタスクに対する学習者の難易度判定とそれらに対する学習意欲の度合を調査した。いずれものタスクもその難易度判定にかなりのばらつきがみられた。学習意欲についても同様である。特に,低学力者の学習意欲に関する反応は否定的なものばかりであった。次に,研究用に作成されたタスクについて,その種類とレベル設定の変化に伴う学習者の難易度判定と学習意欲の変化を調査・分析した。これらの結果と学習理論や言語習得理論により,適切なタスクタイプが選出された。
以上を踏まえて教材の種類,難易度の目安等タスク作成のガイドラインを示し,その応用を中学校2年生用教科書補助ワークブックの実例にて提案した。最後に,学習者からその試作教材に対する記述式フィードバックを得たところ,概ね好評であった。以後,本研究成果を全国規模の授業改革に繋げるべく,教科書出版者とのタイアップを検討する。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi