• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ネットワーク上の並列-分散アルゴリズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780234
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関茨城大学

研究代表者

鈴木 均  茨城大学, 工学部, 助教授 (70206522)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード平面グラフ / 最短路 / 計算幾何学 / 平面 / 非交差道 / VLSI
研究概要

いくつかのグラフ・ネットワーク上の問題を解く効率の良いアルゴリズムを開発した.以下が主な成果である。
1.VLSIの1層配線問題には,2次元平面領域においていくつかの端子対を結ぶ互いに交差しない長さの総和が最小な道を求める問題がよく現われる.ここで"交差しない"とは,同じ点や線分を通るかもしれないが平面上では交差しないことである.一方,平面領域上の問題の多くが平面グラフ上の問題に帰着される.本研究では平面グラフの2つの面の周上にいくつかの端子対が指定されている場合にそれらの端子対を結ぶ"交差しない"道で長さの総和が最小であるものを求めるアルゴリズムを与えた.アルゴリズムの計算時間はO(nlogn)である.ここで,nはグラフの点数である.
2.平面上で指定した2点の結び障害物を通らない道で長さが最小なものを求める問題はさまざまな場面で現われる.本研究では障害物の形状を軸平行多角形に限定し,先に障害物が与えられて前処理が可能である場合のアルゴリズムを与えた.前処理に要する時間はO(n^2log^2n)であり,2点が与えられた時にそれらを結ぶ最短路をO(log^2n)時間で求めることができる.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Junya Takahashi: "Shortest noncrossing paths in plane graphs" Algorithmica. 16. 339-357 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井誠: "軸平行多角形障害物がある平面上の最短路" 電子情報通信学会論文誌D-1. J79-D-I・7. 409-415 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi