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動的可変バス結合並列計算機上で幾何学問題を解く並列アルゴリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780265
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

中野 浩嗣  名古屋工業大学, 工学部・電気情報工学科, 講師 (30281075)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード並列処理 / 並列アルゴリズム / 幾何学アルゴリズム
研究概要

動的可変バス結合並列計算機上で幾何学問題を解くアルゴリズムのシミュレーションをワークステーション上の開発を行なった。そのシミュレータを用いて、近接点問題に関する効率良いアルゴリズムの開発を行なった。その結果、平面上にn個の点が与えられたときに、各点からもっとも近い点を見つける効率よいアルゴリズムを得ることができた。そのアルゴリズムは、プロセッサ台数がn×nの時に、定数時間で、各点からもっとも近い点を見つけることができる。さらに、このアルゴリズムをサブルーチンとして用いることにより、n個の点のRNG(Relative Neighbourhood Grahp)もプロセッサ台数がn×nの時に、定数時間で、各点からもっとも近い点を見つけることができることを示した。また、MST(Minimum Spanning Tree)もn×n^2個のプロセッサを用い、定数時間で求められることを示した。また、シミュレーションを用いて、行最小値問題を解く並列アルゴリズムのプロラミングを行ない、性能評価を行なった。行最小値問題とは、大きさn×nの行列が与えられたときに、その行ごとの最小値を求める問題である。行最小値問題は、様々な幾何学アルゴリズムでサブルーチンとして用いられる重要な問題である。プロセッサ台数がn×n動的可変バス結合並列計算上で、O(loglogn)時間で行最小値問題を解く並列アルゴリズムを得ることができた。また、n頂点のリストランキングがプロセッサ台数がn×n動的可変バス結合並列計算上で、O(log^*n)時間で求められることを示した。また、確率的手法を用いて、O(1)の期待時間でリストランキングが行なえることを示した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Nakano,S.Olariu: "An Optimal Algorithm for the Angle-Restricted All Ncarest Neighbor Ploblemon the Recnfigurable Mesh" Proceedings of 10th International Darollel Pracessing Symposiom. 687-691 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Nakano,S.Olariu: "An Efficient Algorithm for Row Minima Computations on Basic Reconfigurable Meshes" Proceedings of International Conference on Darallel Processing. Vol.2. 54-61 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hayashi,K.Nakano,S.Olariu: "Efficient List Ranking on the Reconfigorable Mesh" Proceedings of 7th Intenational Symposium on Algorithms and Conputation. 326-335 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Nakano: "Computing the Convex Holl of a Sorted Points on a Reconfegorable Mesh" Parallel Algorithms and Applications. Vo.8. 243-250 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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