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仕様記述言語LOTOSで記述された分散システムの動作の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 08780266
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関滋賀大学

研究代表者

安本 慶一  滋賀大学, 経済学部, 講師 (40273396)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード可視化 / LOTOS / 分散システム / マルチランデブ / 形式記述技法 / 実装 / コンパイラ / プロトコル
研究概要

申請者らの論文「安本,東野,松浦,谷口:マルチランデブを用いたLOTOS仕様の実行の可視化,情報処理学会論文誌,Vol.37,No.5,pp.687-697(1996年5月)」において,並行や割込動作などを含む分散システムの一つのノードの動的実行状況を可視化(動作状況をアニメーションなどを用いて図的に表示すること)する方法を考案した.また,申請者らが従来から開発しているLOTOSコンパイラにアニメーション表示機能を追加することで,システムの動作状況をディスプレイ上に高速に図的表示するシステムを構築した.
次に,複数ノードが協調して動作する分散システムの全体の動的実行状況を元のシステムの実行効率を低下させることなく可視化するため,分散システムの異なるノード間に指定されたマルチランデブ(複数プロセス間で同期し動的にデータ交換をする機構)の効率良い実現法を考案した.以上を,申請者らの研究会報告,(1)「マルチランデブを用いた分散システムの記述とバス結合ネットワーク上での実行」,情報処理学会研究会報告96-DPS-79-12,pp.59-64(1996年11月),および(2)「バス結合型ネットワーク上でのマルチランデブの実現法」,電子情報通信学会技術研究報告SS96-7,pp.17-24(1996年7月)で発表した.
また,考案した手法に基づき,異なるノード間にマルチランデブが指定された分散システムおよび可視化用シナリオが書かれたLOTOS仕様から,分散ノード間で協調動作する目的コード群を自動生成するコンパイラを作成した.現在一般配布に向け準備中である.
以上の成果を,Second IFIP International workshop on Formal Methods for Open Object-based Distributed Systems(FMOODS97)に投稿した.今後,考案した可視化法およびシステムを実際のネットワーク管理などに適用した上で,論文誌への投稿を予定している

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 安本慶一: "マルチランデブを用いたLOTOS仕様の実行の可視化" 情報処理学会論文誌. 37巻・5号. 687-697 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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