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マルチスレッド・ス-パスカラ融合型の新しい命令実行方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780271
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

平田 博章  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (90273549)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードマルチスレッド / 多重命令発行 / 命令キャッシュ / 命令フェッチ方式 / 計算機アーキテクチャ
研究概要

プロセッサアーキテクチャにおいて、プログラムに内在するスレッドレベル並列性と命令レベル並列性の2つのレベルの並列性を利用してプログラムの高速実行を行うための新しい命令実行方式について研究を行った。具体的には、プログラムカウンタの制御機構、レジスタ構成方式、命令流の管理機構、命令流間同期機構、割り込み処理機構、キャッシュ構成方式などについて検討を行った。
新しいアーキテクチャのための自動並列化コンパイラについては、並列性検出を重視した中間言語の検討を行った。また、本研究で開発するアーキテクチャの有効性を評価・検証するためのツールとして、命令トレースプログラムとプロセッサシミュレータの開発を行い、これを完成した。
本シミュレータを用いて、本研究におけるアーキテクチャの命令フェッチ方式および命令キャッシュ構成方式について特に詳細な検討を行った。その結果、命令キャッシュをバンク単位で分割し、それらをスレッド間で共有する場合の命令フェッチ方式において新たな提案を行った。ここで提案した方式の特徴は、キャッシュミスが生じた場合にも命令フェッチユニットはブロックせずに他のスレッドのための命令フェッチを続行する点、および、複数のスレッドが命令の同一領域にアクセスする場合には命令キャッシュから読み出した命令をそれらのスレッドの命令キューに同時転送する点、の2点にある。スレッドごとに独立の命令キャッシュを設ける方式やスレッド間で命令キャッシュを共有する種々の方式についてもシミュレーションによる評価・比較を行い、本研究で提案した方式の有効性を確認した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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