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移動体分散データベースシステムにおけるトランザクション管理技法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780273
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

春本 要  大阪大学, 工学部, 助手 (50263215)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードデータベースシステム / 移動体計算環境 / トランザクション処理 / 複製管理 / 並行処理制御
研究概要

本研究では,近年の移動体計算環境の発展を踏まえ,データベース管理技術の移動体計算環境への適用の際に問題となる,移動体計算環境に特有のさまざまな特徴を考慮したトランザクション管理技法について研究を推進した.具体的には,以下のような成果を得た.
1.従来の固定ネットワーク上で確立されている分散データベース管理技術を詳細に調査した結果,通信媒体が無線であることに起因するデータトラフィックの削減の必要性,および,データベースサーバやデータベースクライアントが移動することによって発生する位置管理の問題や固定ネットワークへの接続・断線時の処理の問題がトランザクション処理において特に解決すべき問題であるとの認識を得た.
2.無線通信コストを削減し,さらに頻繁な無線通信の断線への対応を可能にするためのデータベース管理手法として,移動体が保有するデータベースの複製を固定ネットワーク上に構築しその複製の配置位置を動的に変更することによる二種類の効率的な複製管理手法を提案し,従来から提案されている静的複製配置手法との解析的比較・評価をおこなった.その結果,それぞれの手法の特性を明らかにし,環境に依存して最適な複製配置手法があることが確かめられた.
3.移動体がデータベースサーバになる場合,および,移動体がデータベースクライアントになる場合の二つの場合を考え,それぞれで問題となる事項についていくつかの解決策を示した.特に,ある地理的範囲内に存在する移動体の総数を問い合わせるような,移動体の位置に依存する問合せに矛盾なく応答するために必要な制御手法として,位置施錠に基づくトランザクションの並行処理制御主要を提案した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Budiarto: "Replica Allocation Strategies in Mobile Computing Environment" Rroc.of International Technical Conference on Circuits/Systems,Computers and Communication (ITC-CSCC'96). Vol.I. 99-102 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Budiarto: "On Transaction Management for Mobil Clients and Servers" Proc.of International Workshop on Multi-Dimensional Mobile Communications (MDMC'96). 402-406 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Budiarto: "Position Locking : Handiling Location Dependent Queries in Mobile Computing Environment" Proc.of International Conference on Worldwide Computing and Its Application (WWCA'97). (発表予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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