研究課題/領域番号 |
08780301
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
新城 靖 筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (00253948)
|
研究期間 (年度) |
1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | オブジェクト指向 / インターネット / The World Wide Web / オブジェクトの堆積 / メディア変換 / 自動注釈付け / 音声合成 / 辞書検索 |
研究概要 |
堆積可能オブジェクト(stackable object)とは、オブジェクトの堆積モデルにおいて、高度な機能を持ち、組み合わせて利用することが可能なオブジェクトである。オブジェクトの堆積(object-stacking)は、object-basedシステムを構造化するためのモデルである。オブジェクトの堆積の有効性は、すでに分散型オペレーティング・システムやインターネットにおける情報提供システムWorld-Wide Web(以下W3)において確かめられている。 本研究では、W3におけるメディア変換の例として音声による注釈付けを実現した。その特徴は、次の3種類の堆積可能オブジェクトを組み合わせて利用する点にある。テキスト解析オブジェクトは、下位層のテキスト・データを解析し、注釈の存在を示すインライン・イメージと音声変換オブジェクトへのリンクを埋め込む。音声変換オブジェクトは、下位層の分割するオブジェクトからテキスト・データを読み込み、音声を合成する。分割オブジェクトは、元のテキスト・データの一部分を切り出して返す。音声変換オブジェクトと分割オブジェクトは、単独でも利用可能である。結果として、クライアントがインライン・イメージに対応しているリンクのオブジェクトを要求すると、元のテキストデータが適当な単位で分割され、そのが音声に変換された結果を受け取ることになる。 本研究で実現したテキスト解析オブジェクトの仕組みを応用して、英単語辞書の自動検索機能を実現した。
|