• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Lax Trans formationを用いたPolymorphismの意味づけ

研究課題

研究課題/領域番号 08780314
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関京都産業大学

研究代表者

立木 秀樹  京都産業大学, 理学部, 講師 (10211377)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード総称関数 / パラメトリシティ / 多相 / ポリモルフィズム
研究概要

総称関数とは、複数の引数の型に対して適用可能な関数のことである。型つきのオブジェクト指向言語の動作を、総称関数を用いて表現し、その性質を調べ、新しい言語の設計に対する指針を与えようというのが、この研究の目標である。そのような計算として、λ-mergeや、オーバーロードの機構を改良し、Lax Transformationに対応する動作をするものに制限したλmについて研究してきた。
λ-mergeのオーバーロードの機能は、一種のアドホックな多相(Polymorphism)と考えることができる。この多相では、どの型に対しても統一的な動作をするパラメトリックな多相に対応したものは表現できなかった。このことは、遅延束縛を表現できないことを意味し、オブジェクト指向に対応する型システムとして用いるための、大きな障害となっていた。そこで、オブジェクト指向に対応するλ-mergeの部分計算に型変数を導入し、パラメトリックな多相を表現できるようにすることにより、遅延束縛の動作を表現できる計算を考えた。ここでは、全ての型が、exactに表現されており、オブジェクト指向に対する静的解析、プログラム変換などへの応用が期待される。型変数をレコードに制限し、また、高階な関数の利用も制限したため、string Normalizationが成り立ち、自然なファンクタによる領域の上で意味を与えることができる。この結果については、Workshopにおいて発表を行なった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideki Tsuiki: "Currying Multi methods in a merge calclus" 2nd Int.Conf.on functional and Logic progromming. (to appear). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi