• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

大規模データベースからの例外的ルールの発見に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780337
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

鈴木 英之進  横浜国立大学, 工学部, 講師 (10251638)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード人工知能 / 機械学習 / データマイニング / データベースからの知識発見 / 例外的知識 / 圧縮情報量 / 分枝限定法
研究概要

例外的ルールは,常識的な知識を表す通常的ルールに対する例外を表すものであり,他のルールに比較して知られていない可能性が高いために,きわめて有用となる場合がある.本研究では,主に次の3点について検討し,大規模データベースから領域固有のモデルや知識を用いずに例外的ルールを発見する手法を考案した.
1.例外的ルールの知識表現形式
例外的ルールと対応する通常的ルールを確率的に成立するプロダクションルールで表現し,それらの組ルールペアを発見対象の知識表現形式とした.この知識表現形式は,領域知識に依存せず,発見過程が効率的でありなおかつ発見対象としても汎用的で興味深いという利点がある。
2.情報理論的評価規準
まず,確率的プロダクションルールの潜在的有用性を,ITRULEシステムを開発したSmythらに習い,その圧縮情報量で評価することにした.次に,発見対象となるルールペアの評価規準として,通常的ルールの圧縮情報量と例外的ルールの圧縮情報量の積で定義される圧縮情報量積規準を提案した.この規準は,それぞれのルールの良さを適切に考慮し,各ルールの一般性,安定性,意外性を,領域情報に依存せず統一的かつ定量的に評価するものである.
3.効率的アルゴリズム
圧縮情報量積規準についての理論的な解析の結果,計算結果を変えずに,条件によっては20倍以上の高速化を可能にする新しい分枝限定法を考案した.
以上の手法に基づき,計算機上にプロトタイプシステムを構築し,さまざまなデータベースに適用することによってその有効性を実験的に確認した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木英之進,志村正道: "情報理論的手法を用いたデータベースからの例外的知識の発見" 人工知能学会誌. 12・2(掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi