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科学的法則を発見する機械学習アルゴリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780369
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関広島市立大学

研究代表者

宮原 哲浩  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (90209932)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード機械発見 / 論駁推論 / 帰納的関数 / グラフ生成システム
研究概要

本課題では,科学的法則を発見する機械学習アルゴリズムについて研究を行ない,次の成果を得た.
機械学習とは人間の持つ学習機能をコンピュータ上で実現することである.実験,観測データからコンピュータに科学的法則を発見させることを,事実からの機械発見という.機械発見の本質が論駁推論であり,論駁推論可能な仮説空間は機械発見が可能であることがわかっている.
帰納的関数の論駁推論可能性を調べて,機械発見の理論的基礎を与えた.機械発見の現実的理論を展開するため,帰納的関数を計算する具体的なプログラミング系の論駁推論可能性を調べた.ループ関数と単純関数のプログラムを具体的プログラミング系として,このプログラミング系が計算する関数のクラスの論駁推論可能性を調べた.ループ命令の入れ子の深さがnであるループプログラムで計算できる関数全体のクラスをFLoop(n)で表すと,FLoop(0)は論駁推論可能であるが,FLoop(n)(n【greater than or equal】1)は論駁推論不可能であることを証明した.論駁推論不可能な関数のクラスは,論駁推論可能な部分のクラスの無限列で近似できれば,実質的に機械発見が可能となる.そこで,単純関数を計算する命令を用いて,FLoop(1)を近似する論駁推論可能な部分クラスから成る
グラフ理論上の問題を対象とした機械発見を実現するため,例としてグラフ受けとり,それを生成できるグラフ生成システムを論駁推論するアルゴリズムについて考察した.仮説空間として採用したグラフ生成システムの計算能力を調べて,既存のグラフ生成系である頂点ラベル制御グラフ文法を模倣できることを示した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tetsuhiro Miyahara: "Refutable Inference of Functions Computed by Loop Programs" Porc.6th Seminar on Information Modelling and Know ledge Bases. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 内田,宮原,中村: "Formal Graph Systems and Node-Label Controlled Graph Gramars" 1997電子情報通信学会総合大会講演論文集. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 内田,宮原,中村: "フォーマルグラフシステムと頂点ラベル制御グラフ文法" 41回システム制御情報学会講演論文集. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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