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骨格筋K^+チャネルの構造-機能連関の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08780623
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物物理学
研究機関大阪大学

研究代表者

井出 徹  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (60231148)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードカリウムチャネル / 陰イオンチャネル / 脂質平面膜法
研究概要

我々は,イオンチャネルの3次元構造と機能の連関を解明するために,チャネルタンパク,特に骨格筋Kチャネルの構造決定と,その単分子レベルでの機能解析を行った。骨格筋細胞には横行細管膜にCa依存性Kチャネルが、筋小胞体膜には巨大コンダクタンスKチャネルが存在しているが、すでにそのファミリー遺伝子が判明していることからまずCa依存性Kチャネルのクローニングを試みた。鋳型として日本白ウサギ(オス、2週齢)の後部脚筋の白筋から得たmRNAを用い、既に明らかになっているファミリー遺伝子の相同性の高い部分を指標として,RT-PCR法により目的の遺伝子産物を増幅した。上流,及び下流の遺伝子配列は5‘RACE及び3'RACE法を用いて,現在のところCa依存性Kチャネルαサブユニットの約4割、βサブユニットの約9割の遺伝子配列を決定している。
また,ラット大脳シナプス膜に存在する陰イオンチャネルを脂質平面膜に組み込み,チャネル活性に対する薬理学的解析を行った。その結果,このイオンチャネルは,通常の陰イオンチャネルブロッカー(DIDS,IAA,EA等)で阻害される他,細胞内のヌクレオチド(ATP,ADT,GTP)によってもブロックされることが分かった。さらに,神経伝達物質の効果を調べたところ,カテコールアミン系薬剤が強い阻害作用を示すことが分かった。また,ATP依存性Kチャネルの阻害剤として知られるグリベンクラミドが,細胞外側よりこのチャネルに対して阻害効果を示すことが分かった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yuto,J.: "ATP-sensitive anion channel from rat brain synaptosomal membranes incorporated into planar lipid bilayer" Biophysical Journal. 72. 720-727 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ide: "ATP-sensitive anion channel from rat brain synaptosomal membranes" Progress in Biophysics & Molecular Biology. 65. 101 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Yoshida: "A voltage-and K+-dependent K+ channel from dictyosterlium membrane fraction enriched in contractile vacuole" Progress in Biophysics & Molecular Biology. 65. 101 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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