研究課題/領域番号 |
08780642
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
五十嵐 和彦 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (00250738)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 赤血球 / 転写因子 / Maf / ロイシン ジッパー / ECH / NF-E2 |
研究概要 |
昨年度に引き続き、ECHのドメイン構造の解析を行い、さらに各ドメインに相互作用する因子を酵母two hybrid法を用いて検索した。その結果、以下の知見を得ることができた。 1)転写活性化領域の同定:ECHの内部に二カ所、転写活性化に必須の領域を同定した。このうち一カ所は直接転写活性化に関与するのに対して、もう一カ所は補助的に作用することが考えられた。 2)活性調節領域の同定:昨年度の研究から、ECHのN末端領域はECHの機能を負に制御することを見い出していた。この領域の機能をさらに詳しく解析した結果、この領域は他の因子と会合することによりECHの機能を制御することを発見した。さらに、two hybrid法を用いてこの領域に結合すると考えられる新しい蛋白質をいくつか同定した。 3)bZip領域に相互作用する因子の同定:昨年度までの研究から、ECHは小Maf群因子と二量体を形成し機能することが明らかとなっている。この二量体ネットワークの全体像を明らかにするために、two hybrid法を用いてbZip領域に結合する因子を系統的に検索した。その結果、小Mafに加えATF4を新しい二量体形成のパートナーとして同定できた。
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