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植物の転写因子群Dofファミリーのメンバー間及びHMGタンパク質との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 08780646
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関東京大学

研究代表者

柳澤 修一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (20222359)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードDofタンパク質 / Znフィンガー / HMGタンパク質 / 転写因子
研究概要

Dofタンパク質は、最近、植物のDNA結合タンパク質に見いだされた新しいファミリーであり、Znフィンガーを一つだけ形成するユニークなDNA結合ドメイン(Dofドメイン)を有する。このDofタンパク質のターゲットプロモーター上には、しばしば結合部位が複数見られることから、Dofタンパク質は相互作用を行うのではないかと考え検討した。トウモロコシのDof1は最初にクローン化されたDofタンパク質であるが、Dof1を用いて検討したところ、Dof1はタンパク質-タンパク質相互作用を介してDNA上で複合体を形成することが明らかとなった。Dof1の欠失変異タンパク質を用いた実験から、この相互作用はDofドメインを介していると判断された。一方で、トウモロコシのもう一つのDofタンパク質、Dof2は、転写促進活性を有さず、Dof1による転写促進をin vivoで阻害することを明らかにした。Dof2も、Dof1と相互作用するかどうか検討したところ、Dof2はDof1と相互作用し、DNA上で複合体を形成することが明らかとなった。また、Dof1、Dof2ともにトウモロコシのHMG1タンパク質とDofドメインを介して相互作用することを見いだした。また、in vovoでの転写促進効果から、光合成遺伝子であるC4PEPC遺伝子を含む幾つかの遺伝子をDof1のターゲット遺伝子として同定したが、これらの遺伝子プロモーター上にはいずれも複数のDof1結合部位が存在することを明らかにした。以上のことから、Dofタンパク質は、複数の結合部位が近傍に存在しているDNA上で複雑な複合体を形成して転写制御に関与している事が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shuichi Yanagisawa: "Dof DNA-binding proteins contain a novel Zinc finger motif" Trends in Plant Science. 213- (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Shuichi Yanagisawa: "A novel multigene family that the gene for a maize DNA-bindg protein MNBla belong to" Biochem.Mol.Biol.Int.38. 665-673 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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