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精巣分化過程におけるRNAを介した転移因子の増幅機構

研究課題

研究課題/領域番号 08780648
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関東京工業大学

研究代表者

村田 成範  東京工業大学, 生命理工学部・生体機構学科, 教務職員 (80280999)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードSINE / ウナギ / LINE / 逆転写酵素
研究概要

ウナギのゲノムライブラリーより,ウナギ全DNAを鋳型とした試験管内転写反応により調整したプローブを用いて,SINE(short interspersed element:短い散在性の反復配列)を含むクローンを単離した.幾つものクローンを塩基配列決定したところ,二種類のSINEユニット(転移する単位)配列の存在が明らかになった。それらのうち一つの3′側配列は,すでに当研究室で報告されている論文中で,ウナギのLINE(long interspersed element)様配列として記載されているものと塩基配列を共有していた.その論文中では3′末端配列を共有することでSINEがLINEの逆転写酵素を流用できるようになったという仮説を提唱しているが,今回単離したSINEとLINEの組み合わせは,ウナギ精細胞の各発生段階での発現パターンが解析できるため,その仮説を証明することが可能であると考えた.そのため次に,保存された逆転写酵素をもつLINE配列を単離することを試みた.まず3′末端配列からカセットPCR法を用いて5′方向へ共通配列を伸長していく方法を試みた.また多くの逆転写酵素に共通なモチーフを用いてプライマーを設計し,ウナギゲノムよりPCRによって増幅して塩基配列を決定し,3′方向へウォーキングを試みた.両者とも徐々にではあるが進行中である.これと同時に決定された配列を含む遺伝子座をゲノムライブラリーより単離することも試みている.LINEの配列が決定され次第,その逆転写酵素がSINEを鋳型にできるかの実験と,ウナギ精細胞の各発生段階における発現パターンを解析する予定である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shigenori Murata,and et al.: "The 3′ends of tRNA-derived SINEs originated from the 3′ends of LINES:a new example from the bovie genome" J.M.E.(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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