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哺乳類体細胞分裂期における核膜再構築機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780679
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

松岡 洋祐  大阪大学, 医学部, 助手 (60263258)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード核膜 / 核膜孔複合体 / 細胞分裂
研究概要

分裂期Hela細胞の抽出液をいくつかの画分に分画し、それらを抗原として抗核膜抗体を調製したところ、核膜孔を認識するモノクローナル抗体(MY95)が得られた。核膜孔には核膜孔複合体(NPC)と呼ばれる分子量約125MDa、100種類以上の蛋白質からなる巨大な複合体が存在し、これが核膜孔における物質輸送を制御している。細胞分裂期には核膜の崩壊とともにNPCも崩壊し分裂間期に向かう過程で再構築される。NPCの崩壊と再構築が正しく行われなければ細胞は致死となるので、この崩壊、再構築には精巧な制御機構が存在すると考えられる。哺乳類体細胞分裂期における核膜再構築機構の解析をNPCの崩壊と再構築の解析という観点から行った。NPCは100種類以上の蛋白質からなる複合体だがMY95は主としてそのうちの三種類の蛋白質を認識した。次にこの抗体を用いて分裂期における核膜孔複合体の存在様式を明らかにするため分裂期細胞抽出液をゲル濾過法で分画して解析した。その結果、これらの蛋白質を含む分子量400kDa以上のサブコンプレックスが少なくとも三種類存在することが明らかとなった。各サブコンプレックス構成蛋白質のうち、いくつかをイオン交換カラム、ゲル濾過カラム、電気泳動法で完全精製し、アミノ酸配列の決定を行っている。今回得られた結果により細胞分裂期におけるNPCの存在様式を把握でき、これは今後NPCの崩壊、再構築機構を解析する上での基礎データとして重要なものである。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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