• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細胞周期制御リン酸化酵素PLKの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780683
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関大分医科大学

研究代表者

濱中 良志  大分医科大学, 医学部・生化学, 助手 (60274750)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードPLKリン酸化酵素 / 細胞周期 / 分裂期
研究概要

リン酸化酵素PLKは、分裂期に必須の酵素であることが、アンチセンスの実験やハエの変異実験にて示されていた。生化学的にはPLKは細胞周期の分裂期にリン酸化をうけ、酵素活性も上昇する事が観察されていた。
今回、明らかになった点は、二つのPLKの基質の同定である。すなわち、一つにはkinesin-like protein(紡錘体形成に必要なタンパク)であり、もう一つの基質としてcdc25ホスファターゼ(cdc2を活性化するホスファターゼ)であることが、我々や他のグループによりわかってきた。
これらの基質の同定はPLKが分裂期に必須であることの更なる裏付けを行ったといえる。他方、我々はPLKを細胞に過剰発現させるとDNA合成を誘導できることを観察していた。また、ほとんどの正常組織ではPLKの遺伝子発現を認めないが、ほとんどの癌細胞でその発現を認める。
この二つの事実に基づき、PLKを正常細胞に過剰発現させると、癌化する可能性を検討したところ、癌化の一つの指標である軟寒天培地での増殖を認めた。
このようにPLK遺伝子過剰発現と癌化過程との間に何らかの関係があることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] R.Hamanaka et.al: "Polo-like kinase is a cell cycle-regurated kinase activated during mitosis" J.Biol.Chem.270・36. 21086-21091 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi