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分裂酵母の減数分裂期組換え遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 08780688
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関理化学研究所

研究代表者

太田 邦史  理化学研究所, 遺伝生化学研究室, 研究員 (90211789)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード減数分裂 / クロマチン / 染色体 / 組換え / クローニング
研究概要

本年度は、以下の2点について成果を得た。
1.分裂酵母のade6M26は、ade6ORFに生じた点突然変異に起因する減数分裂期特異的なホットスポットで、変異箇所を含む7塩基配列がホットスポット活性に必須である。ホットスポットにおけるクロマチン構造の役割について一般性を検討するため、ade6M26のクロマチン構造を解析した。その結果、M26に依存して変異箇所周辺で顕著なクロマチン構造の再編成が起きていることを見出した。また、出芽酵母と同様のDNAの受容性の増大が認められた。さらに、7塩基配列に点突然変異を導入すると、ホットスポットのクロマチンはもともとのade6遺伝子座の状態に戻った。以上の結果は、減数分裂期組換えの開始に関するクロマチンレベルの制御が、種を越えて保存されている可能性を示唆する(水野ら、Genes & Development,印刷中)。
2.分裂酵母の組換えに関する遺伝子のクローニングを進め、出芽酵母のMRE11、SPO11遺伝子に相同なrad32^+およびrecl2^+遺伝子のゲノミック・クローンを単離した。これらの遺伝子の欠損により、減数分裂時の組換えが低下することが知られている。また、スイスのグループと共同で、RAD50遺伝子の分裂酵母ホモログsprad50^+を単離し、現在遺伝子破壊を行って、減数分裂組換えに及ぼす影響などを調べている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kunihiro Ohta: "Endo.SKI : an inducible site-specific endoucclease from yeast mitochondria." Mol.Gen.Genet.250. 395-404 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Ken-ichi Mizuno: "The meiotic recombination hotspot created by the single base substitution,ade6-M26,results in remodeling of chromatin structure in fission yeast." Genes & Development. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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