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αカテニンの細胞骨格との相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780706
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関京都大学

研究代表者

永渕 昭良  京都大学, 医学研究科, 講師 (80218023)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードαカテニン / ZO-1 / ヴィンキュリン / 細胞接着 / カドヘリン / Two hybrid法 / βカテニン
研究概要

本研究はαカテニンの機能領域の解析、これまで知られていないαカテニン結合因子の検索を目的としている。今年度得られた結果は以下のとおりである。
1)αカテニンの機能部位
カドヘリン分子の接着性にもまた細胞骨格との相互作用にも必要であるαカテニンの機能領域を解析した。方法としてはαカテニン内の様々な領域を欠損したカドヘリン・αカテニン融合タンパク質を用いた。その結果、1)分子のアミノ末端部分がβカテニンとの結合領域であること、2)前半半分がヴィンキュリンとの共局在に必要な領域であること、3)分子の中央部後ろよりがカドヘリン分子の接着性の活性化に必要であること、4)分子のカルボキシル末端領域がZO-1との共局在に必要であること、が明かとなった。
2)αカテニン結合因子の検索
酵母Two Hybrid法を用いαカテニン結合因子の検索を行った。αカテニン機能領域のそれぞれを用いてマウス10.5日胚由来のライブラリーをスクリーニングした。多くの陽性クローンが単離出来たが、様々な解析の後、motor proteinとして報告されている因子だけが少なくともTwo Hybrid法においてはαカテニンに結合することが確認された。このタンパクにエピトープタグをつけ細胞に発現させたところ、予想外にも細胞間接着部位ではなく、ゴルジ体と思われる領域に局在した。現在、細胞内でαカテニンとmotor proteinが結合しているかどうか検討を進めている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Fujimoto,A.Nagafuchi et al.: "Dynamics of connexins,E-colherin and α-catenin on the cell membranes during the gap junction formation" J.Cell Science. 110. 311-322 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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