研究課題/領域番号 |
08780714
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
秋山 孝洋 麻布大学, 環境保健学部, 助手 (90231836)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | キイロショウジョウバエ / Drosophila / 寿命 / 老化 / 遺伝 / p因子 / エンハンサートラップ法 |
研究概要 |
キイロショウジョウバエのエンハンサートラップ系統は、大腸菌のβ-gal遺伝子を含むトランスポゾンp因子がゲノムに1コピー挿入されているもので、染色体に挿入されたβ-gal遺伝子が近隣の遺伝子の調節領域の支配を受けて、組織・時期特異的に発現する性質がある。ハエ組織を固定後β-galの基質と反応させて青色の反応生成物を検出することで、β-gal遺伝子挿入位置近隣の未知の遺伝子の発現時期と場所を間接的に知ることができる。またβ-gal遺伝子が遺伝子そのものの中に挿入された場合は、その遺伝子の挿入突然変異が生じる。このエンハンサートラップ系統を利用して、成虫の老化に伴って発現が変化するような未知遺伝子の単離・寿命突然変異体作成ができると考えられる。 平成8年度は常染色体上にβ-gal遺伝子が1コピー挿入されているエンハンサートラップ系統364系統について、24時間以内の範囲で羽化した成虫を系統ごとに25℃で飼育しながら、死亡個体数を記録して生存率曲線を作成した。系統全体では平均寿命は53日、個体の最大寿命は92日であった。最短命な系統は、平均寿命28日、系統内の個体の最大寿命35日であった。最長命な系統は、平均寿命79日、系統内の個体の最大寿命92日であった。平成7年度に調査した360系統と平成8年度調査した364系統を合わせた724系統についてみると、系統全体では平均寿命は57日、個体の最大寿命は98日であった。最短命な系統は、平均寿命25日、系統内の個体の最大寿命36日であった。最長命な系統は、平均寿命85日、系統内の個体の最大寿命98日であった。現在、平均寿命の特に短い系統・比較的長い系統についてβ-gal遺伝子の発現時期と組織を調査している。
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