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視覚系におけるペプチド性情報伝達系の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780721
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関新潟大学

研究代表者

目黒 玲子  新潟大学, 医学部, 助手 (30251804)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード視覚系 / 上丘 / 免疫組織化学 / サブスタンスP / サブスタンスP受容体
研究概要

1.上丘浅層へのSP(サブスタンスP)入力の起源
カイニン酸による破壊実験により、上丘(浅層)由来であることが示唆された。すなわち、上丘にカイニン酸を微少量注入した場合に上丘浅層のSP含有神経線維の局所的消失が認められた。他の箇所への注入によっては明かな消失は認められなかった。
2.上丘浅層のSP受容体含有ニューロンとペプチド含有ニューロンとの関係
免疫組織化学による二重標識法により、SP受容体含有ニューロンの一部がVIP(vasoactive intestinal polypeptide)をも含有することがわかった。これまでの報告で、VIP含有ニューロンが外側膝状体へ投射すること、SP受容体含有ニューロンの一部が外側膝状体へ投射することがわかっている。よって、上丘から外側膝状体への投射ニューロンの中にはSP受容体とVIPとを同時に持つものがあるということが示唆された。
3.まとめ
1、2のことから、VIP含有上丘-外側膝状体投射ニューロンが、上丘内在性のSP含有ニューロンにより制御を受けている、ということが強く示唆された。
4.今後の展望
上丘内在性のニューロンとしてGABA(γ-アミノ酪酸)含有ニューロンが知られているが、このGABA含有ニューロンとSP含有ニューロンとの関係について共存関係があるのか否か、またGABAおよびSPを受ける側のニューロンについて、GABA受容体、SP受容体がどう局在しているのかについて検討したい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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