研究課題/領域番号 |
08780725
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古山 達雄 大阪大学, 医学部, 助手 (20238702)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | セマフォリン / 神経回路 / 免疫組織化学 / in situ hybridization |
研究概要 |
我々が単離したM-semaFおよびGについてそのmRNAの分布パターンをin situ hybridization法を用いて、また蛋白の分布を免疫組織化学法を用いて調べた。FのmRNAは神経系全体に発現しており発達に伴って発現量変化を示した。胎生期に多く生後2週を過ぎると減少した。その細胞内でのF蛋白の分布は神経束上に認められた。また、その発現は胎生期に一過性であり生後ははっきりした分布パターンを示さなかった。一方、GのmRNAは神経系に多く認められるがその分布は大脳皮質及び知覚神経節に非常に限局していた、その発現量は生後1〜2週に最も高くなった。Gの分布の特徴として胸腺に強い発現を認められることが明らかになった。G蛋白の分布はFと良くにており神経索上に認められ、また神経系以外においては腎臓の尿細管上皮細胞、肺の気管上皮細胞の細胞周囲に陽性反応が認められる。これらの結果からM-semaF及びGの蛋白は神経軸索の束形成に関与している可能性が示唆された。
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